JAWS-UG CLI専門支部 KMS入門 (2016/8/15)
昨年からほぼ毎回参加しているCLIですが、今回は終戦記念日スペシャル。
黒船の出島、目黒からスペシャルゲストがいらっしゃるプレミアム。
基調講演
まずはKMSとCloudHSMを担当していらっしゃるSA布目さんによる基調講演
普段あまり使う機会が無い人が多いであろうKMSをわかりやすく説明いただきました。
ちょうど勉強会の3日前にアップデートがあり、こちらも解説がありました。
●8月11日アップデート
鍵のインポート機能が追加されました。
これって何に使うの?
オンプレミスで既に鍵管理を行っていて、同じ鍵を使いたい場合に使う。
256ビット鍵のみ対応。有効期限はインポート時に決めることができる。
これによりAWS上でも同じ鍵が使えるため、オンプレミスから暗号をほどかずデータをそのまま持ち込めるメリットがあります。
詳細は公式ドキュメントを読んでもらうとして。
KMSのポイント。
・KMSとは保管データの暗号化・復号化を行うもの。(通信データは対象外)
もともとは鍵を暗号化するためのもの。4kBまでの任意のデータを暗号化可能。
例えばDynamo DBなど暗号非対応サービスのデータを暗号化する場合に使う。
共通鍵暗号のみ。公開鍵暗号ではない。
リージョン間の鍵の共有不可能。しかし、鍵にはエイリアスを付けられるのでアプリに実装する場合エイリアスで呼び出す実装にすると良い。
・KMSの暗号鍵はエンベロープ暗号化。
最初にカスタマーマスターキーを作成し、それを用いデータキーを作成する。
実際にデータを暗号化するのはデータキーを取り出して行う。
・アクセス監査。
Cloudtrailに鍵の使用履歴が残る。
・アクセス許可。
同じアカウントでも特定のアプリに暗号化のみ復号化のみといった制御ができる。
・無料枠はありません。
キー1つにつき月額1ドル。
削除予約機能が実装され、無効(disable)にしても課金対象になりました。
削除予約(7~30日で設定。設定日経過後に自動削除)すると課金されません。
キーを削除すると過去にそのキーを使用して暗号化したデータは全て復号不可能。
予約期間中は削除を取り消し復活させる事が出来ますが、削除予約日にさかのぼって費用が請求されます。
・CloudHSMとKMSの違い。
KMSは主要なAPIは100rps(毎秒100リクエスト)でスロットリングする。
超過したリクエストは、時が経過するまで待たされる。
CloudHSMは超高速。本体性能は7000だがネットワーク越しなので実質3~4000rps程度。
KMS非対応のものもある。
Oracleの透過的データ暗号化はCloudHSMを導入するしかない。
・実はKMSを(裏で)使っていたりすることはよくある。
KMSは他のサービスに結構インテグレートされている。
CLIで --encrypted とかオプションがあるのは裏でKMSが使われています。
KMS CLIハンズオン
続いて中山プロによるハンズオンが行われ、参加者全員でKMSを体験。
鍵の作成、ローカルでのデータの暗号化・復号化から始めて、
S3への暗号化してファイルをアップロード。
鍵を無効化するとS3からファイルが読み出せなくなり、再び有効化すると読み出せる。
と、一通りKMSの機能を体験するハンズオンでした。
興味を持たれた方、やってみませんか?資料はこちら。
https://jawsug-cli.doorkeeper.jp/events/41911
懇親会!
懇親会に参加するまでが勉強会ですよ。
基調講演に登壇いただいた布目さん、ハンズオン講師の中山プロはもちろんのこと、
AWSJからCloudHSMに大変お詳しいテリトリーマネージャーの亀田さんも参加。
やっぱり亀田さん!懇親会が大変盛り上がりました。
JAWSの懇親会にこの人は欠かせません。またの参加をお待ちしております。
JAWS-UG CLI専門支部では毎回ハンズオンでAWSのサービスを体験します。
次回は8月29日、
JAWS-UG CLI専門支部 #61 復習編: AutoScaling入門
です。参加者募集中。復習でのんびりやりますから初心者の方も歓迎。
しっかり学んで、楽しく飲もう!
AWS 専用線アクセス体験ラボ (2016/6/17)
AWS Direct Connect (以下DX)って自分で操作したことが有る人は少ないはず。
会社に引いてあっても本番環境でいじることは許されないのが普通ですからね。
そんなDXを自分で操作するハンズオンが定期的に開催されています。
講師はあの荒木さんでしかも無料!これは行かなくっちゃ。
行ってみた。
JAWSでおなじみの19階にある受付で名刺を渡して入館証を受け取ります。
(注:会場は異なる場合もあります)
今回はトレーニングでもよく使われる一番奥の部屋、Technoでした。廊下を歩いて行くと…
大入り!?
申し込みが満員御礼になっていた通りです。DXの注目の高さが伺えます。
JAWSerがちらほら見られるのは自分のせいですw
カリキュラムについて。
・今回やること
参加者はエンドユーザで、DXパートナーに申請をした想定です。
VIF(DXとVPCを接続するための仮想インタフェース。VLAN IDが定められている)接続のリクエストが来ているものを承認して、ルーティングを設定しDXの先(オンプレ環境を想定)と通信できるようにするのが主な流れです。
VPCのSubnetと接続してプライベートIP同士で通信が可能となるようにします。
・今回のハンズオンでやらないこと
パブリック・プライベート2種類のVIFを設定して、両方のエンドポイントをDXで使うようにすること。
allocate-connection-on-interconnect とか create-connection といったパートナー側で行う操作。(やりたいなこれ)
講義風景
講師に荒木さん、チューターに資料を作られたこれまた詳しい吉田さんと豪華メンバーでした。
ハンズオンの内容はパターンが2つ用意されており、ネットワーク機器が設定済みでDXのVIF接続承認すればすぐに接続完了となるパターンと、自分でネットワーク機器のbgp設定から始めるパターンの両方を行います。
後者は時間に余裕があれば2台のルータを設定して実際の使い方に近い状態まで持って行くことができます。
(DXは結構な頻度で定期メンテナンスがあり、1回線では接続断が発生するため基本的にDXは専用線を2本引き込んで使うものです。シングル構成は推奨されません)
・パターン1
VPC上にVGWを作成し、これをDX VIF承認リクエストに対して指定し承認すれば完了です。
資料にはマネコンを使うように書かれていますが、一人AWS CLIでやってみました。
awscli aws directconnect confirm-private-virtual-interface --virtual-gateway-id vgw-77777777 --virtual-interface-id dxvif-zzzzzzzz
のようにCLIでは1行でさくっと完了です。
・パターン2
VIF承認まではパターン1と同じですが、自分でルータの設定をしないと動きません。
CiscoとJuniperの好きな方、または両方を設定します。
Ciscoはあっさり、Juniperは最近の触ってなかったのでコマンドがすっかり変わっていて新鮮でした。
設定を完了しbgpでピアリングが完了すると接続状態となります。
DXとそれをとりまくVPCについての講義を聴いて、ハンズオンは終了。
今回は完走率が高く、荒木さんもご機嫌でした。おつかれさまでした!
CLIとDXについて
APNパートナーでDXを沢山売っている会社は普通にCLIでやっているそうです。
そう、これを生業としているところでは毎日のように扱っているから当然にCLIなんですよね。
近日CLIによるハンズオンが開かれるかもしれません。楽しみに待ちましょう。
懇親会!
やっぱり懇親会やらないとねー。
IPAにクラフトビールにといい感じの店で少数精鋭の懇親会となりました。
re:Inventでは有料ですがルータ実機と実回線を引き込んでのハンズオンがあるという話を聞きました。さすがアメリカン規模が違う…
まとめ
ここで得られる経験はなかなか他では得られない物です。
無料なのが不思議なくらいで有料でも良いほどの内容で、遠方からでも旅費を払って参加するだけの価値があると思います。
先々週のJAWS-UG福岡でも宣伝してきましたが、遠方の方も是非!
全国に広げよう、DXの輪。
AWS Summit taipei へ行ってきた。
AWS Summit taipei (2016/5/20)
東京ではこれからAWS Summit tokyoが開催されますね。
今年は台北で初開催!東京よりも一足お先に開催されましたので、そのレポートです。
COMPUTEX TAIPEI が行われる世貿に併設された国際会議場で開かれます。
ちゃんと立派な看板が立っていました。手前の文字は立体オブジェなんですよ。
開場してしばらくしていきましたが続々と受付に来場者が訪れます。
受付をしたらブースを見に行きましょう。
台灣に拠点が出来たのは2014年。
今年1月からは正式に技術支援部門も作られました。SAもいるんですよ。
とはいえスタッフはそれほど多くないので、シンガポールをはじめ近隣拠点から大勢応援に駆けイベントを盛り上げます。
皆様お待ちかね、AWS認定資格者のためのプレゼントコーナー。
ピンバッチの他、素敵な傘をいただきました。
四角いのがいい感じ!
IoTブースを覗いてみました。
超音波センサで距離が近づいたらパトライトが光るというもの。
距離を測定し続け、AWS IoTでグラフ化しています。
SAに相談しよう!コーナー。
ホワイトボードがあったりして、JAWS DAYSのそれを思い浮かべます。
やっぱり(?)サーバレス。
カメラで顔を撮影したものが届くとそれをLambdaで処理するというもの。
1万件以上の画像を処理しているのに費用はこんなに安いよとアピールしています。
スポンサーブースは9社とまだまだ少なめでしたが、インテル・トレンドマイクロなどグローバル企業の他、地場の業者も出展していましたのでこれからが楽しみですね。
JAWS同様、台灣のUGもブースがあります。
まったりしていましたw
2週間ほど前に開かれたUG Meetingでは100名以上集まりました。
ハンズオンラボ
申し込みはその場で。
自分の入場証番号を書いて受付というシステム。このアナログが良い。
終日ほぼ満員御礼で賑わっていました。
セルフペースラボの有料のものも体験できます。係員に言ってコインをもらう方式。
セッションを覗いてみた。
AWS ECSとスポットインスタンスによるオートスケーリングのDeep Dive
最新のECSコンテナインスタンスのオートスケーリングをスポットでとか熱かった。
ECSとServerlessの違い、使い分け方について語る。
LambdaもコンテナではあるけどECSとは勝手が違うので用途により使い分けを。
中国の特殊さを表した地図が。
リージョンの有る場所には、基本的にエッヂロケーションもあります。
エッヂロケーションだけの場所はもちろんあります。
でも、リージョンだけの場所というのは中国だけなんですよね。
お待ちかね懇親会~
部屋に入ると飲み物がぎっしり。いい感じです。
ビールはこれをできませんから、係のおねぇさんに言うと都度もらえます。
一部のセッションがなんと30分遅れという幕引けのため、最初は人がまばらでした。
そんな中、懇親会が始まります。
台灣人では初のAWS Heroが紹介されました。(AWS 台灣UGのリーダーです)
呂さんポーズありがとうございますwww
彼はアジアで唯一複数日開催の東京サミットにとても行きたかったとのこと。しかし英語のセッションや通訳は無く、全て日本語なので言葉がわからないから諦めたと。
確かにそうなんですよね。東京は外人が喋る基調講演が英語な以外、全部日本語だわ。
自分のテキトー通訳で来年のJAWS DAYSに呼べたら呼びたいなと思います。
ゲームの成績上位者にre:Inventパーカーが贈呈されたり。
あとは適当にみんなで飲みます。
このまま流れ解散で終了となりました。
そうなのです、LTとかないんです!
せっかくステージを作ったのにあまり活用されなかったんですよねー。
今後はUG主体でLT大会とかやりたい。来年は提案してみようかな。
まとめ
初開催にもかかわらず申し込み人数2600名、参加者1800名と大盛況でした。
何より印象的だったのは、セッションが中文だけじゃない。英語と半々だったこと。
同時通訳なんてありません。みんな普通に英語は聞き取れる前提なんですよね。
これがグローバルスタンダードなんですよね。日本がいかにガラパゴスかと再認識。
・台北学んだこと
CLI使いはもちろんいる。AWS認定プロもいる。レベル高いです…
JAWS-UG沖縄 Cloud on the BEACH 2016 懇親会の部
メインイベントの懇親会、スタートです。
乾杯~~~
昨年は開始当初に雨が降っていましたが今年は晴れてビール日より!
JAWS-UGは懇親会の練習が盛んで着いた人から順に飲んでいるわけですが、西島さんの乾杯で正式に懇親会ビーチパーティ開始です。
もはや説明は不要でしょう。
飲む。食べる。話す。の繰り返しです。
飲食店で飲むのとは違う体験も。
ビールをサーバから自分で注ぎます。セルフサービス。
これをやったのは四国松山空港のJALラウンジ以来でしょうか。久しぶりで新鮮でした。
しかし心配ご無用。サーバ管理者がちゃんと居て…
ハードウェアのメンテナンスはされます。
AWS同様、責任分担モデルが確立されているんですよね。
我々には、きちんと注ぐことと最後まで飲む責任があります。
(※サーバ管理者はオリオンビール認定プロですが、実家が飲み屋な参加者ですw)
なので泡盛を飲んでいる人も現れます。
注ぎ方次第で泡だらけになるとこうなります。泡が盛ってあるから「泡盛」:-)
照屋さんは泡盛がお好きなので美味しいそうですが、ビールの味は自己責任。
その後も無限ループが続き…
楽しい時間はあっという間に過ぎていくのでした。
日没と共にビーチパーティは終了です。
最後は米須会長から閉会の挨拶。
一本締めにて終了。
懇親を深め大変盛り上がっているこの勢いで二次会へ参りましょう。
二次会 沖縄 地ビール酒場~Beer Rize 北谷
北谷にある地ビールの店。樽生が10タップぐらいあって定期的に銘柄が入れ替わるのが良い感じです。
ビーチパーティが雨天中止になった場合の懇親会予定場所でしたが、晴れたので二次会として参ります。
個人的には先々月西島夫妻と来て気に入ったお店なのでちょうどそろそろ行きたいなぁと思っていたところなので、この選択はありがたかったです。
AWS HUBと同じく英国風パブなのでキャッシュオンデリバリー。
レジにみんなで並んでオーダーします。20名ぐらいで来ましたから当然長い列に。
旅人プロブロガーを囲んで話が盛り上がり、
明日は「プロブロガーと行く沖縄グルメツアー」が開催されることに。
楽しみですね!!(これは別記事にて)
酔っ払いがダーツをすればこんなかんじで。
お疲れの人も出始めて。
いい時間になってきたので流れ解散となりました。
自分は那覇組と23時頃に帰りましたから最後が何時だったのかは知りません。
お疲れ様でした! また来年!!
# 懇親会にて、地銀の人が参加していたと聞きました。
# これは今まで無かったことです。昨年BTMUがAWS導入を発表したことで「都銀がやっているなら」という波が沖縄まで来ているのでしょう。これからが楽しみですね。
JAWS-UG沖縄 Cloud on the BEACH 2016 勉強会の部
今年もやってきました JAWS-UG沖縄ビーチパーティ!
ゴールデンウィークの影響か遠征組は少なめ。Yokoso Visit JapanはGWも利用可能なので助かります。朝が苦手なので前泊のため前夜仕事を終えてそのまま空港へ。
自費遠征組はCLI支部の戸田プロと自分のみ。同一便だったので羽田DPラウンジで懇親会の練習をして搭乗。ディレイで那覇到着は23時近く、前夜祭を諦め宿へ。
さて、起きたら9時半。やっばー。
急ぎタクシーで宜野湾へ向かうも到着したら10時5分。
ごーやちゃん(写真)とエレベータに乗り会場へ入ると…
西島さんの前座でした。遅刻かと思ったら実は10時半からだったという。
コアメンバに立候補してみようかなw
Cloud on the BEACH 2016 始まります。
毎年恒例、未経験者向けと経験者向けの2トラック同時進行です。
自分は素人ですから、未経験者向けクラウド勉強会に参加しました。
「初めてのクラウド AWSのご紹介」 (AWSJ小島さん)
このセッションはAWSJ高岡エヴァが登壇予定でしたが、体調不良で参加できなくなったため小島さんが高岡さんのセッションも担当されることに。
そんな小島さんですが、10時半が近づきますが会場に現れません。
あと数分、登壇順序を入れ替えようかなんて話していたところでご到着。
アメリカンバイクが絶好調で会場前を何度も高速で通過し行ったり来たりしていたのだとか。
さすが場慣れしている小島さん、すぐに準備をして時間通りスタート。
未経験者向けということで参加者層のアンケートを最初にとります。
沖縄はやはり東京とは層が違うんですよね。なんと学生が4割ぐらいいます。
今や大学などでもAWSが使われていますし当然かもしれませんが驚きです。
AWSも今年で10歳。ADSJ社員第1号が歴史について語ります。
仮想サーバなんて、クラウドなんて使えねーなんて時代から始まる昔話が楽しかった。
後半はAWSの各サービス紹介に入ります。
それはみんな知っているのでおいといて、スライドの右下に注目!
みんな待っているEFSがクローズアップされています。ここで小島さんから
『NFS互換のEFSというサービスがこれからやってきます』
と頼もしい発言が。Auroraと同時に発表になり未だプレビューなんですよね。
re:Inventを跨いで(つまり1年以上)プレビューなサービスは他に有りません。そろそろGAになると期待しましょう。
『NFS互換のEFSというサービスがこれからやってきます』 (大事なことなので、二度。)
去年は競合他社が相次いで撤退していきました。クラウド事業者各社は皆赤字で苦しい中
『アマゾンもきっと苦しいに違いない』
と思い込み戦っていた所にAWS大黒字の決算発表があり、自分たちとは違うんだということを認識して撤退の決断をしたライバルの決断を讃えていました。勝者の余裕ですねw
発表資料はこちらから。 (初めてのクラウド AWSのご紹介)
「ITインフラの進化「クラウドジャーニー」のおはなし」 (AWSJ小島さん)
午後も引き続き小島さんです。クラウドジャーニー。クラウド(AWS)の優位性を語ります。
前振りで、『業務時間外もサーバを動かしておく必要が有る人』という質問に手を挙げたのは自分だけ。
『御社はそうでしょうね』と軽くあしらわれますw この参加者だとそうなるかー。
もちろんこれはEC2の時間単位課金による優位性へのネタ。MLBの事例に始まり、短期的に多くのリソースを使う事例を並べて語ります。一番わかりやすいですからね。
内容はさておき、ネタがことごとくうけません。まるで二子玉の誰かさんのようです。とどめは…
みんな知らないよね。
ナイトライダー、NHKで先月まで再放送をやっていたんですよ。ちょっと遅かったですね。
2セッション連続登壇お疲れ様でした。
発表資料はこちらから。(ITインフラの進化「クラウドジャーニー」のおはなし)
「コスプレエンジニアがゆるゆるAWS全サービス紹介してみる」 (どりぃ先生)
全サービス紹介ですって。ウェーイwww
毎度おなじみ(?)長い自己紹介から始まります。
今回は控えめに10分でした。残りは50分、AWSのサービス数から推して知るべし後半は予想通りの展開に。
まぁそれは想定の範囲内。驚いたのはこちら。
なんとEFS推しですって!? いいね!!
中の人へ「まだかなまだかな?」との問いに
と、これまた頼もしい反応が。今年はEFSの年なのかもしれません。
どりぃ先生『よ~し、小島さんに圧力かけられたぞ』とご満悦でした。
CLI支部界隈で一推しのCloudHSMが紹介されなかったりと残念なところもありましたが、
「これは反省会が必要だな」(by 西島さん)とのことでしたので次回はブラッシュアップされていることでしょう。可愛いらしく説明されて場が和んだ気がします。
発表資料はこちらから。(AWS全サービス紹介)
「実際AWS入れてみたお話しをします」 (照屋さん)
とりを飾る照屋さんからは会社にAWSを導入した的な話。
オンプレでのあるあるな話から始まります。
こんな質問に会場内からはちらほらと手が挙がります。
EMCは障害LEDがつくと自動通報でEMCさんが勝手にDCに入館してHDD交換して帰るからLEDがつくとメールが来るけど無視して完了報告を待ってるなぁ、確かにそうだ。
オンプレって便利だよねー。というお話でした。(ぉ
本題は、自ら体験されたAWS導入後の失敗談など。
EC2 t2.microインスタンスなのにEBSのI/O課金が500ドル近く発生したなんてネタが。
多分swapしていたのでしょう。エフェメラルディスク以外にswapを設定してはいけませんね。
AWSはとにかく日本語の情報が多い。助かる!というコメントで〆。
発表資料はこちらから。(会社にAWSを導入した話)
クロージング。そしてビーチへ。
売れない芸人こと、そこはかとなくチャラい米須会長登場。
毎度おなじみの寄付金集め芸で勉強会は終了します。
米ドルなど、だいぶ外貨を稼がれたようです。次回はインドネシアルピアを持参しましょうかねw
さぁメインイベントのビーチパーティへ行きましょう。
お疲れ様でした!
琉球まめちしき。
ペットボトルは燃えるゴミです。
ヤンキーパワーで焼却炉が強力なのでしょうね。これは知りませんでした。
懇親会の部に続く…(近日投稿予定)
防災備蓄に対する自分の考え方
災害時「自分が動かないこと」も支援である。
これを基本とした防災備蓄の自己ルールを策定し、15年ほど続けています。
(と書くと聞こえがいいのですが超高層住宅に引っ越した際、40階とか階段で上り下りするのは事実上不可能ですから1ヶ月間は籠城できる方向で要件定義して実装したらこうなった)
先週のJAWS-UG情シス支部懇親会でちょっと話しましたが(まさかその数日後に大地震とは…)、防災備蓄の一覧と管理方針を紹介しておきます。
■設備編
・発電機(3kVA以上)
避難所へ行く人の理由の大半は電気・食料が無いから。つまり電気は最重要課題。
エアコンや電子レンジを稼働するには最低3kVA必要です。(突入電流が大きい)
夏場に災害が起きるとエアコン無しでは生きられず、これも必須要件になります。
・ガソリン携行缶(20L缶x20個)
必ず消防法適合の金属製ガソリン携行缶を。灯油用のポリタンクは不可。
発電機を450時間(1日15時間運転する想定で1ヶ月分)稼働するのに必要な分を用意します。
夏・冬は電力を多く消費するため全部、冷暖房不要な時期は半分だけガソリンを入れています。
ガソリンは腐るので3ヶ月経過したら車に入れて使い、新しい物に入れ替えます。
・電源コードリール(屋外用20A以上x2個)
ベランダで発電機を稼働させることになると思いますが、そこから居室までの距離に応じた物を。
エアコン用とそれ以外用で最低2個必要です。これが壊れたら電気が使えませんから良い物を。
・カセットコンロ(ガス缶12個)
発電機の電力は貴重品。お湯を沸かしたり食品のあたためはこちらを使用します。
レトルト食品を湯煎して、お茶やカップ麺に使うお湯を沸かす程度なら数缶で十分なのですが、多めにガス缶を用意しておくと水がある限りシャワーとまではいかずともお湯で体を洗うことができます。
・バイク用のチェーンロック
災害時には理性を失った輩や泥棒が必ず現れます。
発電機を盗まれないよう、建物へ固定するためにチェーンロックが必要です。
■消耗品編
・トイレットペーパー
個人差がありますから各自1ヶ月で消費する分を常備するようにします。
腐るものではないのでFIFOで使っていれば問題無いですね。
・簡易トイレ(100回x人数分)
上水(水の供給)が停止しただけなれば水を流せばすむのですが、
下水も停止となると排水できなくなります。この場合トイレに水を流すと溢れて大変なことになりますから簡易トイレが必要です。
・大人用からだ拭き(30回x人数分)
いわずもがな。お風呂が使えない場合に備え毎日使う分を用意しておきます。
・ウェットティッシュ
なるべく水を消費しないよう、用意して置くと便利です。
・ゴミ袋(1箱)
災害時には簡易トイレのゴミとか臭う物が多く出ます。小容量の物を沢山用意した方が良いです。
自分はアスクルの箱入り(100枚)が省スペースで便利なので使っています。
■食品編
・ペットボトルの水2L(18ケース(108本)x人数分)
普段から日常的に使う物ですから、FIFOで日常消費していと自然と新しいものが常備され消費期限切れになることは無いと思います。
トイレを流したり体を洗ったりすると案外水を消費します。7L/人/日は最低限で、場所の許す限り水は多く常備した方が良いです。
・ペットボトルのお茶2L(3ケース(18本)x人数分)
カセットコンロや電気ポットで沸かしたお湯で入れる事も出来ますが、貴重な燃料はなるべく消費しないようにお茶ぐらいは用意して置くという考え方です。
このぐらいの量であれば賞味期限が近づいたら消費しても苦にならないでしょう。
・カップ麺(30食x人数分)
カセットコンロでお湯を沸かして入れるだけで食べられるので便利です。
これだけだと健康状態が悪化するので1日1食を限度にしましょう。
なるべく消費期限の長いものを。さもないと入れ替え頻度が増えて普段カップ麺を頻繁に食べることになります。
・パックご飯(80食x人数分)
1日2食分+お腹が空いたときのために多少多めに用意します。
なるべく消費期限の長いものを(以下略)
・調理不要で食べられるレトルト食品(80食x人数分)
常温保存可能で湯煎か電子レンジで温めて食べられるものを選びます(つまり最悪そのままでも食べられる)。
食べ物は精神状態に大きく影響を及ぼします。飽きないように少量多品種に。
自分はカレー・ハンバーグ・シチュー・丼物の具などを少しずつ用意しています。
なるべく消費期限の長いものを(以下略)
これらをExcelの表で管理しています。
そう、時代はやっぱりExcelなのですw
自分はこの他にワイドスター(ドコモの可搬型衛星電話)を持っています。
職業柄通信回線は手放せないことと、通信制限がかかった時に衛星電話は制限対象外で普通に発着信できるからです。ただし使わなくても毎月5000円ぐらいかかります。
災害に備えた防災備蓄の維持管理は日常から常に続けていないとできません。いざという時に機能しなくては意味がありませんからね。
浪費だの無駄な投資だのと家族に叩かれようとも屈せずに続けましょう。
JAWS DAYS 2016に行ってきた。
年に一度のJAWS-UG全国イベント、JAWS DAYS 2016が新宿で行われました。
前夜祭
全国からJAWSerが集まるので前泊される方も多く、前夜祭が盛大に開催されます。
AWS HUBの定番、新宿西口HUBが溢れかえり近くの82へ負荷分散するほどの盛況ぶり。
2店舗合わせて50人以上も集まったようです。
ヤマンは今日もスベり絶好調。写真に収めようとするとぶれてしまいます。
この後、前夜祭一次会はHUB閉店時刻の26時まで続きました。
更に二次会へ繰り出し家に帰ったのは28時前でした。ぶひー><
当日
朝からイベントだというのに前夜祭を明け方までやっていたのですから体調が良いはずがありません。お腹ぐろんぐろんです。
大遅刻をかまして会場へ行くと(もーしわけありません><)、Meet the SAブースで珍妙な看板がお出迎え。
蒼く輝いていますね。外の人から中の人になって悟りを開いたようですw
「荒木の部屋」に登壇させていただきました
全国の支部について語り合う「荒木の部屋」。SA荒木さんがモデレータの注目セッションです。
自分が運営している六本木一丁目支部は日本一対象地域が小さい支部。そしてJAWS-UG初のランチ専門というユニークな支部です。午前中最初のセッションということもあり来場者が少なかったのが残念ですが告知もさせていただきました。
内容ですが各支部の特徴に始まり懇親会の開き方やUGの課題など多岐にわたり、支部を運営している・かかわっている人などには特に有用なセッションだったのではないでしょうか。
六本木一丁目支部 ランチミーティングは次回3月18日(金)開催。お申し込みはこちらから!
JAWS-UG 六本木一丁目支部 #11 ランチミーティング - JAWS-UG 六本木一丁目支部 | Doorkeeper
HackDayトラック初級編
ネタはそこそこに本題に入りましょう。
今回はHackDayトラックでIoTハンズオンを企画から担当しました。
先週お忙しい講師陣と事前打ち合わせも行っており準備万端。今年はきっとうまくいく。
初級編は定員50名が早いうちから満員でしたが空席待ちの方を案内して49名の参加者で開始。
ほぼ満員なのでぎっしりです。
OpenBlocks IoTとSORCOM AirでセンサーデータをAWS IoTへ送信。蓄積されたデータを可視化するハンズオンです。ぷらっとホーム松下さんが熱弁をふるうも、会場ネットワークが今年も調子悪く最後のKibanaで可視化するところまで終わった人が少なかったのが残念でなりません。
HackDayトラック中級編
いよいよ今日のメインであります中級編。電子工作に終わらない真のIoTをしよう!
こちらも定員50名は満員でしたが、空席待ちの方2名を案内しても32名という状況。
DAYSとはいえ東京の勉強会だから想定の範囲内ではありますが、相変わらずNO SHOW多いなぁ。
AWS IoTの新機能WebSocketsを使ってブラウザから話題のIoT乾電池Mabeeeを制御。これでプラレールを走らせます。
電車に搭載した加速度センサの情報をAWS IoTへ送信してブラウザにリアルタイム表示して双方向という計画までされていましたがこちらは時間の都合上、間に合わないので入れられませんでした。
プラレールを全員分は用意できないので6チームに分かれてのハンズオンです。
MaBeeeの岡部社長からご説明いただきました。ありがとうございます。
クラウドファンディングで部門第1位の調達額だった注目のIoT乾電池。皆さん熱心に聞いています。
AWSJさんから榎並さん・吉田さんとIoTのスペシャリストを二人もお迎えしての豪華セッション。
AWS IoTは登場してしばらくたちますが、新機能のWebSocketは使ったことがなく大変勉強になりました。日々進化があって楽しいですね。
そんな熱い中級編ですが、またも会場ネットワークの問題でうまくいきません。
通信が正常に行える前提で書かれているOpenBlocksが動いてくれず躓く人が続出;
終了時間が刻々と迫り、このまま誰も動かせずに終わったらどうしようと焦りが。
そんな中、なんとか完走者が!
しかしほとんどの参加者がMabeeeを体験できずに終わってしまい非常に申し訳なく思います。
このトラックの企画が確定した時、去年の教訓から今年は各机に有線LANを引いたらどうかと言いました。しかしこれを実現できず今年も同じ原因でトラブルになってしまいました。
これは自分の発言力不足であります。来年ハンズオンを担当する方は会場ネットワーク問題を解決したら開催するぐらいでやってほしいです><
懇親会
今年の懇親会は公式には会場内でのLT大会のみです。パブクロール無し;;
これまた去年同様、ビールはあっという間になくなり1缶しか飲めず。
1時間半の懇親会で後半は飲み物が無い状態というのは結構しんどいですね。
間が持ちません。そのせいもあってか途中からぱらぱらと人が帰り始めます。
勝手に懇親会
さすがにこれでは寂しすぎるので有志で懇親会。
某社がHOOTERSでやるようなので、店選びも面倒やし同じ店にすることに。
さすが土曜日の夜、入ってますね。
お肉をいただきました。
縮尺がわかりづらいですが、でかかったです。
某社のパブクロール終了後、参加者の一部がこちらにジョイン。
HUBに行こうか悩んだけどそのまま店に残って飲み続けました。
まとめ
懇親会をメインに活動する自分には公式でもうちょっとやってほしかったところですが、全体としては良いイベントになったのではないでしょうか。
来年はパブクロールの復活を目指したいと思います。お疲れ様でした。